2012年7月25日水曜日

質素な南部スタイル鉄瓶

ヴィンテージ感が漂い始めている鉄蓋の南部スタイル鉄瓶
鋳物鉄で造られているのでずっしり重たい湯沸しやかん・鉄瓶をヤフオクで入手した。使い込めば使い込むほど、鉄肌が独特の光沢を放ち始めるらしいので、最近は磨き込みとお手入れに余念が無い。

鉄分補給ができてカルキ臭まで軽減されるというスグレモノで、湯沸しをくり返すと内部に白いスケールが付着して水の味まで変わるらしいと聞き、一層楽しみが増えた。

ブツ撮り写真は、最近調達した背景用デニム生地を敷いて、真鍮磨きとタンニン磨きが絶妙な混ざり具合になったことをうまく強調できた。けっこう実物に近い色が再現できているので鉄製蓋を備えた質素な南部スタイルのヴィンテージ鉄瓶の良さが十二分に表現できていると思う。このモデルは既に生産中止になっているのであと20~30年したらソコソコの値がつくかも。

丸っぽいデザインで赤味がやや強い鉄肌

実はこの岩鋳 1700flat(勝手に呼称)を入手する前に、もっと丸いデザインの岩鋳 1800ball(同呼称)をゲットしていた。
1800ball も既に生産中止になっているモデル。鉄蓋摘みの梅の実造りが雑なこと、鉉の(本体への)留め加工仕上げが雑なこと、ちょっと重たいので薄造り加工が手抜きに違いないこと、等がマイナスだが、おそらく1700flat よりちょっとだけ古い型式だと思われる。
1800ball の方は手放すことを前提にお手入れに余念無し。

<岩鋳製鉄瓶 1700flat の実測仕様>
◇ 全高:鉉の上端まで21.0cm、蓋の摘み上端まで12.5cm ◇胴周り最大径:18.5cm ◇蓋口径:直径11.0cm ◇注ぎ口を含む最大幅:21.5cm ◇重量:2.0kg ◇容量:1,500cc/すり切り満水時1,700cc ◇Bid price:1,933yen
<岩鋳製鉄瓶 1800ball の実測仕様>
◇ 全高:鉉の上端まで22.0cm、蓋の摘み上端まで12.0cm ◇胴周り最大径:18.0cm ◇蓋口径:直径10.5cm ◇注ぎ口を含む最大幅:21.0cm ◇重量:2.2kg ◇容量:1,600cc/すり切り満水時1,800cc ◇Bid price:2,000yen

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