2008年7月24日木曜日

土用丑の日

土用とは もともと土旺用事と言ったものが省略されたもの。世の中の全てが木火土金水の五つの組み合わせで成り立つという五行説を季節にも割り振ることを考えたが、昔も今も季節は「四季」。で、
木-春
火-夏
金-秋
水-冬
土-???
と割り振り、余った「土」は「全ての季節に均等に存在するだ!」とこじつけ、各季節の終わりの頃に土用の入りがあり、土用が明ける18~19日間を「土用」とした。(これで1年の日数が均等に五行に割り振られた)
「土用明け」は次の季節の始まる日の前日。夏土用は、立秋の前の日に終わることに。異なる季節の間に「土用」を置くことで、消滅する古い季節と、まだ充分に成長していない新しい季節をおだやかに交代させる仕組み。
で、各土用の中で丑の日にあたる日が「土用丑の日」というわけ。
石麻呂に 吾物申す 夏痩せに よしと云ふ物ぞ うなぎ取り召せ~大伴家持

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